源氏物語 ・ おもしろ読み

ドストエフスキーの全著作に匹敵する(?)日本の古典一巻を 現代語訳で読み,かつ解く,自称・労大作ブログ 一日一話。

第一章 明石の物語

第五段 歳末の大井の明石

【現代語訳】

 大井では、いつまでも恋しく思われるにつけ、娘を手放すという自分のあやまちを嘆き加えていた。ああは言ったものの、尼君もひとしお涙もろくなっているが、このように大切にされていらっしゃるのを聞くのは嬉しかった。

姫君に一体どんなことをこちらからお世話できようか、かえってしない方がいいだろうと、ただお付きの人々に、乳母をはじめとして、非常に立派な色合いの装束を支度してお贈り申し上げなさったのだった。
 訪れが間遠になるのも、ますます、「思ったとおりだ」と思うだろうと、気の毒なので、年の内にこっそりとおいでになる。ますます寂しくなった生活で、朝な夕なのお世話する相手にさえお別れ申して、寂しい思いをしていることが気の毒なので、お手紙なども絶え間なくお遣わしになる。
 女君も、今では特にお恨み申し上げなさらず、かわいらしい姫君に免じて大目に見てさし上げていらっしゃる。

 

《明石の御方は、実際に姫を手放してみるといっそうつのる恋しさに、うちひしがれています。しかし、彼女はこの時も「娘を手放すという自分のあやまち(原文・身のおこたり)」を悔やむのであって、連れて行った源氏を恨んだりすることはありません。

作者には、おそらく、何であれ明石の御方の身分で源氏を恨むことなどあるはずがない、あってはならないという気持があるのでしょう。もちろんそれは作者の独断ではなくて、この時代の一般的な感覚なのでしょう。その結果、明石の御方という独特の、素養があって理性的で慎ましく、しかも情が篤いという、大変魅力的な個性が生まれたのです。

次の贈り物の話にもそういう面が発揮されます。本当は娘にこそ何かを届けてやりたいはずですが、それは源氏がするだろうからと遠慮して、姫の周辺の人々に、しかし「非常に立派な(原文・世になき色あい)」を送るのでした。

そういう御方を源氏は放ってはおきません。ただでさえ街外れでの寂しい生活である上に娘を手放し、さらには秋も深まる中で暮らす彼女を悲しませないために、ともかくも一度は早く、と大井に出かけます。そしてその後は「お手紙なども絶え間なくお遣わしになる」のでした。

紫の上もどうやら気持ちを落ち着けて明石の存在を認め、姫を預かって満足のよう、とあって、明石の御方の寂しさを除けば、一件落着です。「これは、源氏が非常に気をつかったということもあるが、同時に、紫の上や、明石の御方が、当時の女として理想的なかたであった」ことによる(『評釈』)と言っていいでしょう。

こうして子供のない正室(仮の)と子供のできた側室が、一応平和裡に共存するという、当時としては理想的な家庭の形の準備ができあがったわけです。》

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へにほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

第四段 姫君、二条院へ到着

【現代語訳】

 暗くなってお着きになって、お車を寄せるや華やかに格別な様子なので、田舎暮らしに慣れた人々の心地には、「気の引ける奉公をすることになろうか」と思ったが、西面の部屋を特別に用意させなさって、数々の小さいお道具類をかわいらしげに準備させていらっしゃる。乳母の部屋には、西の渡殿の北側に当たる所を用意させていらっしゃる。
 姫君は途中でお眠りになってしまっていた。抱きおろされても、泣いたりなどなさらない。こちらでお菓子をお召し上がりなどなさるが、だんだんと見回して、母君が見えないのを探して、いじらしげにべそかいていらっしゃるので、乳母をお呼び出しになって、慰めたり気を紛らわしてさし上げなさる。
 山里の所在なさは、以前にもましてどんなにであろうかと、お思いやりになると気の毒であるが、朝な夕なにお思いどおりにお世話しながら御覧になるのは、満足のいく心地がなさるようである。どうしてなのか、世間が非難する欠点のない子は、こちらにはお生まれにならないで、と、残念にお思いになる。
 しばらくの間は女房たちを探して泣いたりなどなさったが、だいたいが素直でかわいらしい性質なので、紫の上にたいそうよく懐いてお慕いになるので、「とてもかわいらしい子を得た」とお思いになった。余念もなく抱いたり、あやしなさったりして、乳母も自然とお側近くにお仕えするように慣れてしまった。また、身分の高い人で乳の出る人を、加えてお仕えさせなさる。
 御袴着のお祝いは、どれほども特別にご準備なさることもないが、その儀式は格別である。お飾り付けは、雛遊びを思わせる感じでかわいらしく見える。参上なさったお客たちは、常日頃からも来客で賑わっているので、特に目立つこともなかった。ただ姫君の襷を掛けていらっしゃる胸元が、普段よりかわいらしさが加わってお見えになった。

 

《二条院は、姫君を迎える準備が周到になされていたようです。姫君の遊び道具、乳母の部屋など、こんどは期間があっただけに、若紫を連れて帰った時とはまるで違いました。

しかし、「抱きおろされても、泣いたりなどなさらない」とか「母君が見えないのを探して、いじらしげにべそかいていらっしゃる」というのは、いささか現実離れがしているように思われます。

これも若紫の時によく似た状況ですが、それでも彼女の場合は、生まれるとすぐに母を亡くして(若紫第一章第四段3節)、ずっと母以外の人に育てられて来たということもありますし、あの時は十歳でしたからいくらか周囲が見えたでしょうし、怖い気持もあって、下手に騒げないとも思うだろうと、あまり不自然ではない気がしました。

しかしこちらはまだ三歳で、乳母はいますが、状況から考えて御方は側近くに置いていたに違いありません。私も同じような孫を何人か世話をしましたが、この頃は最も母親が恋しい時でもあり、怖ければ、思いのまま泣くでしょう。実の母が常に側にいる状態から、急に離されて、見知らぬ大勢の人に囲まれれば、とてもこのような穏やかなことではすまないと考えるのが自然ではないでしょうか。

母のいないところで、いきなりよそのおばさんが現れて、その人に抱き上げられて、すぐに「よく懐いてお慕いになる」など、普通では考えられないことです。

源氏や紫の上が、こういう子供にとっても素晴らしい人に見えたのだといいたいのだろうと思いますが、いくら何でもどうも都合がよすぎて、ちょっと特異な子供に見えて、むしろどこか問題があるのではなかろうかと思ったりするくらいです。

あるいは、生まれた時から乳母に育てられると、そういうことになるのでしょうか。

しかしまあ、ともかくもそうだったと書いてあるのですから、しかたありません。源氏があらゆる手を尽くして大切にしたのであり、またこの子自身も、たいそう手の掛からない、いい子であったのだろうと考えて、そういうこともあるかと認めて先に進むことにします。》

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へにほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

第三段 明石の母子の雪の別れ

【現代語訳】
 この雪が少し解けてお越しになった。いつもはお待ち申し上げているのに、きっとあのことであろうと思われるので、胸がどきりとして、誰のせいでもない、自分の身分のせいだと思われてしまう。「自分の気持次第のことだろう。お断り申し上げたら無理はなさるまい。つまらないことをしたことだ」という気がするが、軽率にみえるだろうだと、無理に思い返す。
 源氏は、姫君がとてもかわいらしくて、前に座っていらっしゃるのを御覧になると、御方との間を「おろそかには思えない宿縁であることだ」とお思いになる。今年の春からのばしている御髪が尼削ぎ程度になって、ゆらゆらとしてみごとで、顔の表情や目もとのほんのりとした美しさなど、いまさら言うまでもない。他人の養女にして遠くから眺める母親の心惑いを推し量りなさって、まことに気の毒なので、繰り返して安心するように話して夜をお明かしになる。
「いいえ。取るに足りない身分でないようにお持てなしさえいただけしましたら」と申し上げるものの、堪え切れずにほろっと泣く様子があわれである。
 姫君は、無邪気に、お車に乗ることをお急ぎになる。寄せてある所に母君が自分で抱いて出ていらっしゃった。片言で声はとてもかわいらしくて、袖をつかまえて、

「お乗りなさい」と引っ張るのも、ひどく堪らなく悲しくて、
「 末遠き双葉の松に引き別れいつか木高きかげを見るべき

(幼い姫君に別れていつになったら立派に成長した姿を見ることができるでしょう)」
 最後まで言い切れず、ひどく泣くので、
「無理もない。かわいそうに」とお思いになって、
「 生いそめし根も深ければ武隈の松に小松の千代をならべむ

(生まれてきた因縁も深いのだからいづれ一緒に暮らせるようになりましょう)
 安心なさい」と、慰めなさる。

そうなることとは思って気持ちを落ち着けるが、とても堪えきれないのであった。乳母や少将という気品のある女房だけが、御佩刀、天児といった物を持って乗る。お供の車には見苦しくない若い女房や童女などを乗せてお供させる。
 道中、後に残った人の気の毒さを、「どんなにつらかろう。罪を得ることだろうか」とお思いになる。

 

《いよいよ姫を引き取る、その当日となりました。

「きっとあのことであろう(原文・さならむ)」と思ったとありますから、どうやら源氏から具体的な予告や挨拶はなかったようで、ずいぶんな話だという気がします。

結局明石の御方については、上京の時から、彼女の一身上のことについて、事前に二人で漠然とそれらしいことを話すことはあっても、具体的に話し合ったり連絡を取りあったりするということはまったくなくて、そこに源氏の気持の上での思いやりはあっても、事柄自体は全て彼の一方的な行動によって事が進んでいきます。

御方には、自分の目の前で、あれよあれよという間に事が運ばれていくように見えたことでしょう。彼女は、いよいよなのだと思うと、「誰のせいでもない、自分の身分のせいだと思わずにはいられない(原文・人やりならずおぼゆ)」のでした。ここは一般には「私が承諾したせいだ」と解するようですが、「身分のせい」とあったのを残しました。その両方を含めて解してもいいように思われます。

それよりも大切なことは、ここまで彼女が源氏に対しての不満や恨みをまったく語らず、心に抱きもしないようであることで、この人の人柄を表しています。彼女はただただ身の至らなさ、運命の拙さを嘆いています。葵の上のように露骨に不快を示したりすることはもちろん、六条御息所のように自分でも意識しない怨念を抱いたり、などということは、決してないのです。

第一段で書いたように、次々に降りかかってくる周囲からの期待を抱かせる要請に、困る困ると思いながら、それが姫の幸福になるのだからと思ってその要請にそって来て、しかしなぜか彼女にとっては辛いことばかりがやって来る、そんな境遇に、彼女は、不可抗な大きな運命に耐えるように、気丈にという感じではないのですが、ひどく取り乱したりすることなく、じっと耐えています。

姫君の様子がさらりとかかれますが、御方の悲哀と対照的に、その愛らしさは格別で、紫の上の幼い時を思い出させます。やはりどんな役者も子役にはかなわない、といったところでしょうか。

源氏は、姫を伴って帰りながら、さすがに御方を気の毒に思いますが、しかし、だからといって自分の考えを控えることはしません。》

 

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へにほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

第二段 尼君、姫君を養女に出すことを勧める~その2

【現代語訳】2

 殿も、姫君を引き取ろうと心は決めておられるものの、悲しむ人の気の毒さに、無理におっしゃることもできないで、
「袴着のお祝いは、どのようにしようか」とおっしゃるお返事に、
「何事につけても、ふがいない私のもとにお置き申しては、お言葉どおり将来もおかわいそうに思われますが、またご一緒させていただいても、どんなにもの笑いになりましょうやら」と申し上げるのを、ますます不憫にお思いになる。
 吉日などをお選びになって、ひっそりと、しかるべき事がらをお決めになって準備させなさる。手放し申すことは、やはりとてもつらく思われるが、姫君のご将来のために良いことを第一に、と我慢する。
「乳母とも離れてしまうだろうことは、朝な夕なの物思いや、所在ない時を話相手にして、つね日頃慰めてきたのに、ますます頼りとするものがなくなることまで加わって、どんなにか悲しい思いをせねばならないこと」と、女君も泣く。乳母も、
「そうなるはずの宿縁だったのでしょうか、思いがけないことでお目にかかるようになって、長い間のお心配りを、忘れがたくきっと恋しく思うことになりましょうが、このままご縁が切れ申し上げることは決してありますまい。いずれはと期待しながら、しばらくの間であっても、離れて思いもかけないご奉公をしますのが、不安でなことでございます」などと、泣き泣き日を過ごしているうちに、十二月にもなってしまった。

 雪や霰のちらつく日が多く、心細い気持ちもいっそうつのって、「不思議と何かにつけ、物思いがされる身の上なのだわ」と溜息をついて、いつもよりもこの姫君を撫でたり身なりを繕ったりしている。
 雪が空を暗くして降り積もった朝、来し方行く末のことを残らず考え続けて、いつもは特に端近な所に出ていることなどはしないのだが、汀の氷などを眺めやって柔らかい白い衣を幾重にも重ね着て物思いに沈んでいる容姿や髪の姿、後ろ姿などは、「どんなに高貴なお方と申し上げても、こんなではいらっしゃらないだろう」と女房たちも見る。落ちる涙をかき払って、
「このような日は今にもましてどんなにか心淋しいことでしょう」と、痛々しげに嘆いて、
「 雪深み深山の道は晴れずともなほふみかよへ跡絶えずして

(雪が深いので奥深い山里への道は通れなかろうとも、どうか手紙だけは下さい、途

絶えのないように)」とおっしゃると、乳母は、泣いて、

「 雪間なき吉野の山をたづねても心のかよふ跡絶えめやは

(雪の消える間もない吉野の山奥であろうとも必ず訪ねて行って心の通う手紙を絶や

すことは決してしません)」

と言って慰める。

 

《源氏が「袴着のお祝いは、どのようにしようか」と、間接的に御方の気持に探りを入れました。それに対して御方は、言葉の上では、まだ揺れ動く不安な気持ちのまま、どちらとも決めかねた、微妙な返事をしますが、おそらくはこれが、この人らしい、くれぐれもよろしく、という承諾なのでしょう。

早速源氏は引き取る準備を始めます。御方はそれを見ながら、異議を唱えたり不満を言うこともなく、素直に「手放し申すことは、やはりとてもつらく思われる」とありますから、やはりこれは彼女にとってはイエスの返事だったようです。

『評釈』がこの部分で「あれほど尼君にさとされても、御方はまだ決心がつきかねている」と言いますが、おそらく「決心」はしていないにしても、手放すしか道はないことを納得しているのです。以後、彼女は手放すことを前提でしか、話をしません。この人の「決心」の仕方はそういうふうなのです。

だから源氏は、そういう遠回しの微妙な返事を、「ますますお気の毒にお思いになる」のでしたが、それはまた、いとおしい気持でもあるのでしょう。

準備は、御方を思い遣って、「ひっそりと」進められます。

そうしているうちに季節は冬になります。御方達が大井に入ったのは秋でしたから、まだほんの数ヶ月前のことです。御方はまるで姫を連れてくるだけが役目だったようにさえ見えます。

御方は、いつになく部屋の端近に出て、姫の去っていったこの屋敷で自分はいったいどんな思いを尽くすだろうかと思うと、ぼんやりと庭を眺めるのでした。

乳母が思いを察してお相手を務めます。この乳母は源氏が明石に送った人ですが、会った当初から御方はこの人の都の話に心を慰め、乳母の方も御方の田舎の人とは思えない人柄に敬意を抱いて、お互いに気心が知れた、むつまじい間柄でした。

しかしまもなく御方は、姫とともに、この人も手放さなくてはなりません。》

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へにほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

第二段 尼君、姫君を養女に出すことを勧める~その1

【現代語訳】1

 尼君、思慮の深い人なので、
「つまらない考えです。姫君にお目にかかれないことは、とても胸の痛いことにちがいありませんが、結局は、御ためによいだろうことを考えるのがよい。浅いお考えでおっしゃることではあるまい。ただご信頼申し上げて、お渡し申しなさい。母方の身分によって、帝の御子もそれぞれに差がおありになるようです。この大臣の君が、世に二人といない素晴らしいご様子でありながら、臣下としてお仕えになっているのは、故大納言がいま一段ご出世がかなわなくて、更衣腹と言われなさった、その違いでいらっしゃるようです。まして臣下の場合では比較することもできません。また、親王方や大臣の御腹といっても、当面の勢力のないところの母では、世間も軽視し、父親のご待遇も、同等にできないものなのです。ましてこの姫君は、身分の高い女君方にこのような姫君がお生まれになったら、すっかり忘れ去られてしまうでしょう。それぞれの身分相応に、父親にひとかどに大切にされた人こそは、そのまま軽んぜられないもととなるのです。御袴着の祝いも、私たちがどんなに一生懸命に行っても、このような人里離れた所では、何の映えがありましょう。ただお任せ申し上げなさって、そのおもてなしくださるご様子を、見ていらっしゃい」と言い聞かせる。
 思慮のある人の将来の判断などでも、また占わせたりなどをしても、やはり皆「お移りになった方が好いでしょう」と言うので、気が折れてきたのだった。

《思い悩む御方に、母の尼君が静かに説いて聞かせます。

母君は、まず「つまらない考えです(原文・あぢきなし)」と言います。『辞典』によれば「手のつけようもない意。それに対して愛想をつかし、もはや何事も無用だ、無益だ、にがにがしいと、眺めている気持」と言います。たいへん厳しい言葉で、行きつ戻りつする御方の迷いを一言で断ちきろうといったふうに聞こえます。私の娘にして何という物わかりの悪さか、と叱咤激励するといった気持でしょうか。

そう言っておいて、あなたの気持ちは分かるが、と、諄々と語り始めます。

「結局は、姫君の御ためによいだろうこと」を考えなさい、源氏の殿でさえ母君の身分が低かったために、正当な地位が与えられなかったのです、母の身分や勢力・財力が娘の地位を決めるのです、そのためには正室に母になって貰うのがよい(実は紫の上は正室ではないのですが)…。

言われることの大方は、すでに御方自身が考えていたことで、十分承知しているのです。しかし、自分がそう考えるのと、信頼する人から言われるのとでは、大きな違いがあります。その一言一言が、御方には胸にしみます。

その後誰に聞いても、「やはり皆『お移りになった方が好いでしょう』と言うので」、御方は、それまで一途に手放したくないと思い続けて張り詰めていた気持ちが、「気が折れてきた(原文・思ひ弱りたり)」のでした。》

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へにほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

プロフィール

ikaru_uta

カテゴリー
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ