二〇一四年(平成二十六年)の一月四日から書き始めたこのブログですが、四年と三十四日目の先日、最後までたどり着きました。

前書きは少々力が入って、偉そうなことを書きましたが、もともとは、以前通読した時に、読みながらいろいろ考えるのにそれが次々に消えていくのが残念で、その足跡が残せないかと思ったこと、それと、読み流さないで、ともかくきちんと読んで見たいと思ったこと、の二つが動機でした。

ここまでこられたのは、前段で書いた通り、何よりも『評釈』と『集成』と渋谷訳があったお蔭です。

終わるにあたって厚くお礼申し上げます。

また、それと同じように、アクセスしていただいた思いがけないたくさんの方にも、厚くお礼を申さねばなりません。その日ごとの数字を記録しながら、その増減に、さまざまな空想をして楽しみの一つとしていました。秋に急に増えたときは、高校で試験範囲なのかな、とか、暮になって少なくなってくると、そろそろ年越しで忙しく源氏どころではなくなってきたのだろう、とか、…。ありがとうございました。

そして、このブログを立ち上げてくれた娘にも、礼を言っておきます。

 

さて、これで私の「源氏物語」語りは全部終わり、また来年一月四日から、新しいものでスタートしたいと思っています。

もしよろしければ、そして覚えておいていただければ、ここからリンクできるようにしますので、またお付き合いいただけると嬉しく思います。

ただ、今度は、やはり古典ではありますが、ちょっと毛色の変わったものに向き合って見ようと考えて、取り掛かり始めて十日ほどになります。

難渋していますが、何とかじりじりと進めています。

久々に豪雪の冬、せっかく咲きかけた蠟梅が、厳しい冷え込みに、すっかり色あせてしまいました。

いつ訪れるともしれない春の気配を、それでももうすぐのはずと待ちながら、しばらく充電の期間とします。

ごきげんよう。

                                                   2018/2/14  安 田 和 彦